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スーパーゴールもむなしく・・・

朝方の最低気温が氷点下の日が続くイングランドの今日この頃。一面霜で真っ白だった土曜日朝、宿敵Ns相手のリーグカップ2回戦でNsの本拠に乗り込む。途中で高速道路も使って片道40分のその場所は、のどかな田園地帯の公園の一角にあり、その隣は何と牛の群れが悠然とたたずむ牧場だった(笑)。

背中を痛めたと伝えられていた監督ポールだったが、無事に指揮をとってくれるようで一安心。ハリボは先発FWに入る。

互いに譲らず引き締まった試合展開。お互いにチャンスらしいチャンスがない。前半15分過ぎ、相手のCK。クリアが中途半端になって逆サイドにこぼれたところを押し込まれる。この強敵相手に1点ビハインドは苦しい展開。

このまま前半終了かと思われた25分過ぎ。左サイドを突破したリアムからニアサイドに高速グラウンダーのクロスが入る。DF1人を背負いながらゴールにほぼ背を向けた半身状態でニアに飛び込んだハリボ。自分の身体でDFをブロックしながら身体を回転させて左足でそのままシュート。回転が左足インサイドでフリップされたボールはハリボの右肩越し、わずかに空いたポスト際に飛び、相手GKが伸ばした手を超えてネットを揺らした・・・。

このハリボの技ありゴールで1-1のまま前半終了。Hs意気揚々とハーフタイムを迎える。後半、エースストライカーのライアンが満を持して投入され、ハリボと2トップを組む。

両者一歩も譲らないまま後半15分過ぎ。Hs陣内でCBシドが厳しい判定のハンドをとられNsにFKを与えてしまう。ゴールほぼ正面、約20ヤードの地点でのFK、Hsはハリボを含め5人で壁を作る。蹴るのは相手10番。渾身のキックは壁を大きく超え、GKジョーの手をかすめながらゴールの右上隅ぎりぎりに吸い込まれていった・・・。敵ながら天晴れの完璧なFK、これで1-2と再びリードされる。

Hsはその後、ライアンの強烈シュートが身体を張って飛び出した相手GKの顔面で阻まれるといった惜しい場面はあったものの、結局追いつけず1-2のまま力尽きた。

Nsとはこれで今シーズン2回対戦して2回とも1-2。しかも点数の入る順序も全く同じで、どうしても先にリードすることができない。今日の試合の反省点といえば、何度かあったCKからのチャンスを全く生かすことができなかったことか。良いCKがボックス内に入るにも関わらず、頭や足で合わせることができず、ことごとくチャンスを潰した。

一方、相手がいずれもセットプレーからの2点だったのに対して、こちらは堂々とフィールドゴールを奪ったことが今回の収穫。これでリーグカップは2回戦敗退となったが、Nsとはリーグ戦の対戦がもう1試合残っている。この直接対決で勝たないとリーグ優勝は厳しくなる。「3度目の正直」になるのか、それとも「2度あることは3度ある」で終わるのか、Hsの真価が問われることになる。

そしてハリボ、今日は先発起用してくれた監督の期待に応えてのスーパーゴールだったが、肝心の試合に負けてしまって残念無念。気を落とさずにがんばれ!
by muddyboots | 2005-11-21 00:00 | - 少年フットボール
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