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ランパード - 難病の女の子ルーシーに捧げた優勝ゴール

25日付のタイムズ紙に美談が載っていたので紹介したい。

昨年夏、ケント州に住む10才の女の子ルーシーは脳腫瘍のため余命わずかと診断された。彼女の家族からのレターでこのことを知ったランパードは今年1月にルーシーをサリー州コバムにあるチェルシーのトレーニング・グラウンドに招待、同僚ジョン・テリーとともにランチをともにし彼女を励ました。

その後も携帯電話メッセージのやりとりやカーリングカップ準決勝への招待を通じランパードはルーシーを励まし続けた。チェルシーがプレミア優勝を決めた対ボルトン戦で2ゴールをあげたランパードは「That's for you, Lucy」と雄たけびをあげてゴールをルーシーに捧げたという。

ルーシーはランパードの計らいでチェルシーのプレミア優勝セレモニーが行われたホームでの翌チャールトン戦でのマスコットを務めた3日後、短い生涯を終えた。ランパードはコバムの自宅が泥棒に入られるという災難の翌日、コバムからケントまで200マイルを運転してルーシーの葬儀に参列した。そしてケントからロンドンに引き返して、その夜に行われた年間最優秀選手の表彰式に出席し、受賞スピーチで次のように語った。

「ルーシーという女のこのことを話させてください。彼女は僕たちがプレミアの優勝トロフィーを掲げたチャールトン戦に来てくれました。彼女は脳腫瘍をわずらっていましたががんばってその試合を観に来てくれたのです。彼女が僕に見せてくれた品性と力強さはあらゆる物の見方を変えさせてくれるものでした。僕はこの賞を彼女と彼女のご家族、特に彼女のお母さんに捧げたいと思います」

最後にルーシーがランパードに遺したポエムを掲載して彼女の天国での幸せをお祈りしたい。

Frank Lampard is the best
He wears the Chelsea vest
He’s lucky No 8
And he is my best mate
He is so kind and funny
And I’ve heard he earns lots of money
I like to see Frank whenever
And I hope we stay friends for ever

by muddyboots | 2005-05-27 00:00 | - プロ・フットボール
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